みなさま、こんにちは。
P.G.C.D.スキンケアコンサルタントの久住です。
9月21日(木)に、Innovation Village“ICHIE”にて、
第7回目にあたるP.G.C.D.のお茶会を開催いたしました。
2017年の秋のお茶会は「月見」がテーマ。
8名のお客様をお迎えすることができました。
物事がうまく運び、健康と幸福が満ちるように、
という願いを込めまして、
お食事とともに秋の夜長をお楽しみいただきました。
今回も、裏千家の土井一満先生と、
茶道のイベントプランナーの松月信江様に
ご協力いただくことができました。
会場にご用意する花は、
毎回、土井先生がその場で活けてくださいます。
今回は、穏やかに揺れるススキを中心とした
季節の花々が、お月見の気分を
ぐっと盛り上げてくれました。
アザミにも似た「田村草」は、
その別名を玉箒(たまぼうき)というそうです。
丸い紅紫色の花が、かわいらしいですね。
山野などに自生する「ワレモコウ」は、
深いワイン色が秋を感じさせます。
秋の十五夜のお月見では、
ススキとともに欠かせない花です。
テーマに沿って用意される花々は、
その時々の季節感を演出してくれます。
それと同時に、会場にお越しいただいたばかりの
お客様の緊張をほぐすのにも一役買っているよう。
顔を近づけたり、写真を撮ったりするうちに
お客様同士の会話も弾んできます。
スタッフの自己紹介と開始のご挨拶のあと、
さっそく茶懐石の配膳がはじまりました。
今回のお料理も「懐石冬野」の冬野様に
ご担当いただくことができました。
~お料理の内容をご紹介~
・萩真蒸
・カマス幽庵焼き
・出汁巻き玉子
・茄子田楽
・枝豆ご飯
秋の七草のひとつである「萩の花」に見立てた
“萩真蒸”は、葉に見立てたインゲンがアクセントに。
しかしながら、冬野様からは、
「秋は彩りが難しい」という本音(?)も飛び出しました。
食材の色彩が控えめな秋は、
器で色彩表現を深めることがあるのだとか。
この日も、お椀の蓋の裏側にはさりげなくうさぎの絵が。
月見といえば、うさぎを連想する方も
多いのではないでしょうか。
遊び心の感じられる演出に
お客様からも微笑みがこぼれました。
江戸甘味噌を使用した茄子田楽の地味深い味わいには、
「こんな味噌、食べたことない!」というお声があがりました。
東京でつくられている江戸甘味噌は、
生産者がたいへん少なく貴重なのだそうです。
口にする機会も少ないかもしれませんね。
さて、今回ご用意いただいたのは、特別に上等なお茶。
そのため、泡立てずに濃いめに、練るようにたてる
「濃茶」(こいちゃ)を愉しむことができました。
「濃茶」は良質なお茶でないと
苦くて飲むことができないのです。
とろりと粘度の高い飲みくちは濃厚そのもの。
上品な香りと甘みが広がります。
一般的に、濃茶のお点前は格式が高いとされているので、
「贅沢な一杯」をお愉しみいただけたと思います。
今回は、茶道経験者の方も多く、
それぞれに飲んだ茶器を熱心にご覧になっていました。
皆様の造詣の深さが伺える、
多様な感想が飛び交っていたのが印象的でした。
お茶会ごとにオリジナルで創作しているお菓子も、
ぜひお愉しみいただきたいサプライズのひとつ。
主菓子は、黄色い皮に、ススキの印を押し「月」を表現。
桔梗とエンドウをモチーフにした干菓子とあわせて
秋の静かな空気が会場を包みこんだかのよう。
「あれば何個でも食べたいくらい(笑)」
そんなお声に、私たちも嬉しさでいっぱいになりました。
茶道の体験を通じて得ることができるのは、
「手間」をかけることで感じられる、丁寧な時間。
お茶会にご参加いただいたお客様には、
P.G.C.D.のスキンケアとの共通点を
感じていただけたかもしれません。
手間をかけて、丁寧に石鹸を泡立てるからこそ
良質な泡ができ、それによって肌が育っていきます。
その道のりは、近道ではないかもしれません。
毎日のスキンケアを機械的に“こなす”のではなく、
ひとつひとつに心を込める。
茶道にも通じる丁寧な所作こそが、
私たちに本当の豊かさを与えてくれるのではないでしょうか。
今後も、P.G.C.D.ではお茶会の開催を予定しております。
自分の手元を見つめ、時の流れを穏やかに感じ取りながら、
心まで健やかに過ごせる時間を共有できれば幸いです。
ぜひ茶道のご経験がある方もはじめての方も
お気軽にご応募くださいませ。
また、お客様同士での情報交換の場としても
活用していただければと存じます。
日程などの詳細は会員様向けのメールや、
公式Facebookページにてご連絡させていただきます。
P.G.C.D.公式Facebookページはこちら :
https://www.facebook.com/PGCDjapan/
みなさまとお茶会や洗顔エステサロンなどのイベントで
お会いできますことを楽しみにしております。