みなさま、こんにちは。
P.G.C.D.スキンケアコンサルタントの遠藤です。
3月22日(水)に、Innovation Village“ICHIE”にて、
第5回目にあたるP.G.C.D.のお茶会、「桜茶会」を開催いたしました。
2017年最初のお茶会は、春の訪れを感じさせる桜をテーマに、
お茶懐石の一部もお楽しみいただける内容となりました。
そして今回も、裏千家の土井一満先生と、
茶道のイベントプランナーの松月信江様に
ご協力いただくことができました。
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会場は、茶室をイメージしてつくられた
弊社内にある、Innovation Village“ICHIE”。
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水差しには桜の枝がしつらえられました。
優しく、可憐なその姿によって、
お部屋全体が早春の空気に満たされたようでした。
「桜茶会」に多くのお客様にご興味をもっていただき、
最終的に8名のお客様をお迎えいたしました。
P.G.C.D.のお茶会で初めてお食事をお出ししたのは、
昨年末に開催された『クリスマス茶会』でした。
第4回冬のお茶会「クリスマス茶会」レポート ▶https://pgcd.info/?p=3157
お食事つきのお茶会が好評で、
嬉しいお声をたくさんいただくことができたため、
今回も、お食事を楽しめる内容を企画いたしました。
お料理をご担当いただいたのは、
前回に続き「懐石冬野」の冬野様です。
~お料理の内容を一部ご紹介~
・ご飯
・ハマグリ真蒸
・鱒の幽庵焼き
・卵焼き
・焚き物 など
随所に桜のモチーフをちりばめた
この季節ならではの盛り付けを
お楽しみいただきました。
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「花ゆり根」は日本料理に用いられる高級食材ですが、
点心にそっと添えられた姿は、
まるでお膳の上にはらりと舞い降りた桜の花びらのよう。
儚さをも感じさせる繊細な盛り付けに
お客様の口元もほころびます。
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山椒の葉、タラの芽、菜の花……。
昔から、「春の料理には苦みを盛れ」といいますが、
山の幸の優しい苦味は、
体にも春を呼んでくれるような気がします。
目で見て、舌で味わっていただける春の品々でした。
お料理も満足いただける内容でしたが、
今回のお茶事の主役は、“ご飯”です。
お茶事懐石には、決まったメニューはないそうですが、
主役は常に“白いご飯”なのだそうです。
お茶事専門の日本料理人である冬野様が
その場で炊飯し、一番おいしい状態の
白いご飯をご用意いただきました。
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炊飯の際に鍋に入れるのは水ではなく、お湯。
さらに蓋をせずに、15分ほどかきまぜながら炊きます。
家庭とは異なる炊飯の方法にお客様も興味津々の様子で、
深くうなずきながら、説明を聞いていらっしゃいました。
シンプルな料理だからこそ、
炊き方やお客様への提供のタイミングは、
「料理人としての腕の見せどころ」だそう。
茶懐石では、蒸らしの状態を変えたご飯が
複数回登場します。
その一回目のご飯が「一文字飯」です。
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「一文字飯」は、糊気の多いご飯で、外側は柔らかく、
中心に芯が残る程度に炊き上げられます。
その名の通り一文字に添えられた見た目は、
私たちに馴染みのある食材ながらとてもユニークです。
お椀が配膳されると、お客様同士で顔を見合わせて会話が弾んでいました。
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そして、二回目のご飯は、さらに蒸らしてふっくらと仕上げられました。
茶懐石では日本人の主食であるご飯を
ゆっくりと味わいながら、お茶を愉しむために空腹を整えるのです。
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ご飯をいただいたあとは、
先生のお点前にあわせ、お菓子がふるまわれました。
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本日のお菓子にもこだわりのエピソードが。
通常は暗い色の餡が使われるところ、
今回は春らしさを表現するために
明るい色の黄身餡に変えていただけました。
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心があたたまる素敵なエピソードに後押しされてか、
本格的なお茶会に参加したのは初めてというお客様から、
練って立てる「濃茶」を味わってみたいという
積極的なお声があがりました。
先生がリクエストを快く聞き入れてくださり、
特別に「薄茶」と「濃茶」の両方をお楽しみいただけました。
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「濃茶」は格式が高いものとされ、
一般的によく設けられるお茶席で出されることは
珍しいそうです。贅沢な一杯なのですね。
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このような嬉しいサプライズにも恵まれ、
お客様には、次回のお茶会にもぜひ参加したい!
とおっしゃっていただくことができました。
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器の選択やお料理の内容をはじめ、
おもてなしの心は細かな部分にまで行き届いています。
そのおかげで会場は終始和やかなムードに包まれ、
好奇心に満ちたお客様たちの笑顔が溢れていました。
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お茶会に足を運んでいただいたお客様を思いやる
ひとつひとつの気配りが、
そんな空気を生み出したのだと思います。
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必要でないものを削ぎ落としたシンプルな茶道の世界は、
P.G.C.D.のスキンケアの原点。
集中して茶を点てるように、自分自身と向き合って、
石鹸を泡だてる。
茶道の世界が持つ、華美に飾り立てない、
ありのままを受け入れる日本の美意識を、
わたしたちは大切にしています。
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Innovation Village“ICHIE”は、お客様との“一会”を
大切にしたいという想いを込め、
人と美しさと感動との出会いの場所として誕生し、
1周年を迎えました。
サロンやブランドストアとして、
またイベントの場として多くのお客様との出会いの
機会を広げております。
今後も、P.G.C.D.ではお茶会の開催を予定しております。
日程が決定いたしましたら会員様向けのメールや、
公式Facebookページにてご連絡させていただきます。
P.G.C.D.公式Facebookページはこちら :
https://www.facebook.com/PGCDjapan/
みなさまとお茶会や洗顔エステサロンなどのイベントで
お会いできますことを楽しみにしております。
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