“ICHIE”は、お客様との“一会”を大切にするために恵比寿に誕生したP.G.C.D.のブランドストア&洗顔エステサロン。その思いを受け継ぎ、少しでも多くのお客様との接点の場となれるように生まれたのがこのブログです。

専門のコンサルタントをはじめ、P.G.C.D.スタッフが実践しているケア方法、P.G.C.D.商品にまつわるエピソード、さらに洗顔エステサロンの様子などもご紹介していきます。ぜひお時間のあるときにご覧いただき、皆様の毎日のスキンケアやヘアケアのお役に立てていただければ幸いです。

2024年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

2016/12/28

【P.G.C.D.について】第四回冬のお茶会「クリスマス茶会」を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。

P.G.C.D.スキンケアコンサルタントの永山です。

 

12月7日(水)に、Innovation Village“ICHIE”にて、

第四回目にあたるP.G.C.D.のお茶会を開催いたしました。

 

今年最後のお茶会は、お茶懐石(点心)と

お茶をお楽しみいただける特別な内容でした。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00146

 

今回も、裏千家の土井一満先生と、

茶道のイベントプランナーの松月信江様

ご協力いただくことができました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00006
161207_p-g-c-d-_ichie_00143

 

お客様にご来場いただき、お茶会のはじまりです。

「和のテイスト」を満載したP.G.C.D.ならではの

この『クリスマス茶会』に、6名のお客様にご参加いただきました。

ご参加いただきましたお客様、ありがとうございました。

 

今回のお花は赤いバラをメインに大ぶりの洋花を、

水差しや茶碗などのお道具も、心が浮き立つようなデザインのものをご用意し、

会場にもほのかなクリスマスムードが漂います。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00017
161207_p-g-c-d-_ichie_00042

 

最初は「点心」という懐石料理をお楽しみいただきました。

P.G.C.D.のお茶会でお食事をお出しするのは初めてのこと。

先に食事をするのは、お茶を楽しむために空腹を整えるためです。

 

~お茶懐石(点心)とお茶の内容を一部ご紹介~

・鰆幽庵焼き

・合鴨のロース煮

・車海老の旨煮

・蟹真蒸の煮物椀

・クリスマスをイメージした和菓子 など

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00008

 

お料理をご担当いただいたのは、「懐石冬野」の冬野様です。

お茶事専門の日本料理人でいらっしゃる冬野様自ら、

丁寧に作られた品々についてご説明いただきました。

 

季節感があり、目にも美しいお料理の数々が、

ひとつのお重に収められています。

盛りつけには金粉も用いられ、見ても、食べても、

繊細な手仕事が感じられます。

食べるのを忘れて見とれてしまうようなお料理に

感嘆の声があがり、写真撮影をして楽しまれるお客様も

いらっしゃいました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00044
161207_p-g-c-d-_ichie_00053

 

懐石料理というとつい身構えてしまう方も

いらっしゃるかもしれませんね。

 

しかし、この日はリラックスした気持ちで、

心からお茶懐石を楽しんでいただくことが最優先。

食べる順番や器の持ち方の指定もありませんでした。

 

お料理は、すべてがひとつのお重に収められていましたが、

通常の懐石料理のコースに相当するボリュームがあります。

海の食材も、山の食材も、ふんだんに使われた季節の点心を

存分にお楽しみいただきました。

 

お料理をいただきながら、先生から茶懐石で持ち出される

「ご飯」についてのお話がありました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00054

 

茶懐石の場では、表情を変えたご飯が4度出てくるといいます。

最初は糊気の多いご飯で、椀に一文字に添えられます。

珍しい形に盛られたご飯には、「お客様のために炊いたお米が

たった今炊きあがりましたので、お召し上がりください」という

意味が込められているそうです。

 

蒸らしの具合を変え、おかわりの度に違う味わい

のご飯を楽しむのです。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00064

 

当日はお重に入った柔らかめのご飯でしたが、

このお話がお客様の想像を掻き立てたようで、

「食べてみたい」というお声があがったり、

先生に炊き方を質問するお客様もいらっしゃいました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00079
161207_p-g-c-d-_ichie_00084

 

空腹を整えたあとは、先生のお点前。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00094
161207_p-g-c-d-_ichie_00095

 

クリスマスをイメージしたお饅頭を

先に召し上がっていただき、先生が点(た)てた抹茶が

振る舞われました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00112
161207_p-g-c-d-_ichie_00072
161207_p-g-c-d-_ichie_00090

 

ここで先生から、茶道において重要な「茶碗の拝見」と

よばれるマナーについてレクチャーが。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00055

 

お茶会で用いられるひとつひとつの茶碗は、

亭主が今日の席のために心を込めて選んだもの。

飲み終わった茶碗を興味を持って大事に見る姿勢が、

おもてなしの気持ちを受け止めることに繋がるといいます。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00062

 

その際の注意点を、実践しながら教えていただきました。

茶道具は高価なものが多いので、持つときは両手でしっかりと。

低い姿勢で肘をついて(テーブルの場合はテーブルの天板に)、

大事に取り扱うのがマナーです。

 

次はいよいよお客様にお茶を点てていただきます。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00127
161207_p-g-c-d-_ichie_00142

 

ご経験のあるお客様は、ふっくらとしたきめ細かい泡を

作っていらっしゃいました。

初めてのお客様も、ひとつひとつの動作を丁寧に確認しながら、

じっくりと茶道の世界に触れ合っていただけました。

 

161207_p-g-c-d-_ichie_00148

 

お茶会終了後には、お客様たちと楽しい談話の時間を

持つことができました。

まだ使用したことのないP.G.C.D.の商品を

手に取ってお試しいただいたり、日頃のスキンケア、

スカルプケアについてご相談いただいたり。

こうしてみなさまと実際にお会いしてお話できることを、

わたくしたちは何よりも嬉しく思っております。

 

Innovation Village“ICHIE” は、茶室をイメージして

作られた空間です。

 

必要でないものを削ぎ落としたシンプルな茶道の世界は、

P.G.C.D.のスキンケアの原点。

集中して茶を点てるように、自分自身と向き合って、

石鹸を泡だてる。

茶道の世界が持つ、華美に飾り立てない、

ありのままを受け入れる日本の美意識を、

わたしたちは大切にしています。

 

2017年も、P.G.C.D.ではお茶会の開催を予定しております。

日程が決定いたしましたら、公式Facebookページなどで

ご連絡させていただきます。

 

P.G.C.D.公式Facebookページはこちら :
https://www.facebook.com/PGCDjapan/

 

それでは来年も、みなさまとお茶会や洗顔エステサロンで

お会いできますことを楽しみにしております。