“ICHIE”は、お客様との“一会”を大切にするために恵比寿に誕生したP.G.C.D.のブランドストア&洗顔エステサロン。その思いを受け継ぎ、少しでも多くのお客様との接点の場となれるように生まれたのがこのブログです。

専門のコンサルタントをはじめ、P.G.C.D.スタッフが実践しているケア方法、P.G.C.D.商品にまつわるエピソード、さらに洗顔エステサロンの様子などもご紹介していきます。ぜひお時間のあるときにご覧いただき、皆様の毎日のスキンケアやヘアケアのお役に立てていただければ幸いです。

2017年4月
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2017/04/19

【P.G.C.D.について】第五回春のお茶会「桜茶会」を開催いたしました。

みなさま、こんにちは。

P.G.C.D.スキンケアコンサルタントの遠藤です。

 

3月22日(水)に、Innovation Village“ICHIE”にて、

第5回目にあたるP.G.C.D.のお茶会、「桜茶会」を開催いたしました。

 

2017年最初のお茶会は、春の訪れを感じさせる桜をテーマに、

お茶懐石の一部もお楽しみいただける内容となりました。

 

そして今回も、裏千家の土井一満先生と、

茶道のイベントプランナーの松月信江様に

ご協力いただくことができました。

 

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会場は、茶室をイメージしてつくられた

弊社内にある、Innovation Village“ICHIE”。
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水差しには桜の枝がしつらえられました。

優しく、可憐なその姿によって、

お部屋全体が早春の空気に満たされたようでした。

 

「桜茶会」に多くのお客様にご興味をもっていただき、

最終的に8名のお客様をお迎えいたしました。

 

P.G.C.D.のお茶会で初めてお食事をお出ししたのは、

昨年末に開催された『クリスマス茶会』でした。

第4回冬のお茶会「クリスマス茶会」レポート ▶https://pgcd.info/?p=3157

 

お食事つきのお茶会が好評で、

嬉しいお声をたくさんいただくことができたため、

今回も、お食事を楽しめる内容を企画いたしました。

 

お料理をご担当いただいたのは、

前回に続き「懐石冬野」の冬野様です。

 

~お料理の内容を一部ご紹介~

・ご飯

・ハマグリ真蒸

・鱒の幽庵焼き

・卵焼き

・焚き物 など

 

随所に桜のモチーフをちりばめた

この季節ならではの盛り付けを

お楽しみいただきました。

 

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「花ゆり根」は日本料理に用いられる高級食材ですが、

点心にそっと添えられた姿は、

まるでお膳の上にはらりと舞い降りた桜の花びらのよう。

 

儚さをも感じさせる繊細な盛り付けに

お客様の口元もほころびます。

 

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山椒の葉、タラの芽、菜の花……。

昔から、「春の料理には苦みを盛れ」といいますが、

山の幸の優しい苦味は、

体にも春を呼んでくれるような気がします。

 

目で見て、舌で味わっていただける春の品々でした。

 

お料理も満足いただける内容でしたが、

今回のお茶事の主役は、“ご飯”です。

 

お茶事懐石には、決まったメニューはないそうですが、

主役は常に“白いご飯”なのだそうです。

 

お茶事専門の日本料理人である冬野様が

その場で炊飯し、一番おいしい状態の

白いご飯をご用意いただきました。

 

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炊飯の際に鍋に入れるのは水ではなく、お湯。

さらに蓋をせずに、15分ほどかきまぜながら炊きます。

 

家庭とは異なる炊飯の方法にお客様も興味津々の様子で、

深くうなずきながら、説明を聞いていらっしゃいました。

 

シンプルな料理だからこそ、

炊き方やお客様への提供のタイミングは、

「料理人としての腕の見せどころ」だそう。

 

茶懐石では、蒸らしの状態を変えたご飯が

複数回登場します。

その一回目のご飯が「一文字飯」です。

 

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「一文字飯」は、糊気の多いご飯で、外側は柔らかく、

中心に芯が残る程度に炊き上げられます。

その名の通り一文字に添えられた見た目は、

私たちに馴染みのある食材ながらとてもユニークです。

 

お椀が配膳されると、お客様同士で顔を見合わせて会話が弾んでいました。

 

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そして、二回目のご飯は、さらに蒸らしてふっくらと仕上げられました。

茶懐石では日本人の主食であるご飯を

ゆっくりと味わいながら、お茶を愉しむために空腹を整えるのです。

 

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ご飯をいただいたあとは、

先生のお点前にあわせ、お菓子がふるまわれました。

 

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本日のお菓子にもこだわりのエピソードが。

通常は暗い色の餡が使われるところ、

今回は春らしさを表現するために

明るい色の黄身餡に変えていただけました。

 

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心があたたまる素敵なエピソードに後押しされてか、

本格的なお茶会に参加したのは初めてというお客様から、

練って立てる「濃茶」を味わってみたいという

積極的なお声があがりました。

 

先生がリクエストを快く聞き入れてくださり、

特別に「薄茶」と「濃茶」の両方をお楽しみいただけました。

 

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「濃茶」は格式が高いものとされ、

一般的によく設けられるお茶席で出されることは

珍しいそうです。贅沢な一杯なのですね。

 

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このような嬉しいサプライズにも恵まれ、

お客様には、次回のお茶会にもぜひ参加したい!

とおっしゃっていただくことができました。

 

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器の選択やお料理の内容をはじめ、

おもてなしの心は細かな部分にまで行き届いています。

 

そのおかげで会場は終始和やかなムードに包まれ、

好奇心に満ちたお客様たちの笑顔が溢れていました。

 

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お茶会に足を運んでいただいたお客様を思いやる

ひとつひとつの気配りが、

そんな空気を生み出したのだと思います。

 

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必要でないものを削ぎ落としたシンプルな茶道の世界は、

P.G.C.D.のスキンケアの原点。

 

集中して茶を点てるように、自分自身と向き合って、

石鹸を泡だてる。

茶道の世界が持つ、華美に飾り立てない、

ありのままを受け入れる日本の美意識を、

わたしたちは大切にしています。

 

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Innovation Village“ICHIE”は、お客様との“一会”を

大切にしたいという想いを込め、

人と美しさと感動との出会いの場所として誕生し、

1周年を迎えました。

 

サロンやブランドストアとして、

またイベントの場として多くのお客様との出会いの

機会を広げております。

 

今後も、P.G.C.D.ではお茶会の開催を予定しております。

 

日程が決定いたしましたら会員様向けのメールや、

公式Facebookページにてご連絡させていただきます。

 

P.G.C.D.公式Facebookページはこちら :
https://www.facebook.com/PGCDjapan/

 

みなさまとお茶会や洗顔エステサロンなどのイベントで

お会いできますことを楽しみにしております。

 

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